ぶらり映画の旅 その4

いやぁ、映画って本当にいいものですね。

どうも、サル・ベーコンのダイスケです。

お盆に見た映画
宮崎駿監督の「風立ちぬ」

映画館はものすごい人で、あんなに混んでいたのは子供の頃ぶりでした。
最近は、話題作でもガラガラなのが多いのですが、さすがジブリ作品!

ジブリ映画ですが、子供は少なく、大人のお客さんばかりでした。

内容は、実在の人物、堀越次郎さんの
10代~30代あたりのエピソードをもとに作られているとの事。

子供の頃からの、
「美しい飛行機を作りたい」
という願いを叶えるべく、勉強、仕事に励む次郎。

その中で、関東大震災が起きたり、恋をしたり、あらぬ罪をきせられたりと。

印象的なのは、次郎が見る夢の世界の美しいグラフィックと音楽、そして名言。
あとはさまざまな場面で吹く、風。

今までのジブリとは違い、派手な作品ではなく、
人間の微妙な心境の変化などの描写が多かったりするので、
あまり子供向きではないかもしれません。

美しい飛行機を作るという夢は素晴らしいですし、希望に満ち溢れていますが、
その技術が零戦を作り、戦争でたくさんの命が失われる。
この悲しい矛盾。

戦争の時代を生きた人たちの想いや愛、命についてが描かれています。

子供向けではありませんが、ぜひ子供にも観て欲しい映画ですね。

今までのジブリ作品とは全く違うので、好き嫌いが分かれそうですが、
良い映画だと感じました。

そして、今でも世界中で戦争兵器が開発され、
たくさんの戦争が起きているという現実と、
自分は現在は戦争をしていない日本に住んでいるということの有難さ。

そしてそれは先人たちの命によって作られたという事。

これからの日本の未来は自分たちが作っていくという事実。

そんな事を考えずにはいられない、そんな映画でした。

今日はそんな話。

ではまた。

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